愚痴だけど聞いてくれ、新卒ブラック二年目だけど、やってることが芸人チョコレートプラネットの、コント「ポテチ開ける業者」並な件 その2
前回のあらすじ
かくるーの務めている会社は、元々ポテチを売っていたが、ポテチの袋を開けるのに困っている人の多さに、ポテチを開けてあげることで技術料を取り始めた。
※イメージ
そして、
思いのほか儲けが出たことに味をしめ、
調子に乗った経営陣は考えた
「定期的に金払ってもらうけど、契約してくれれば今後もポテチの袋安くあけるよ?」
※イメージ
そんな契約が会社のメイン商材になった。
それにともなって社内にこういう部署が生まれた。
⑴ポテチ営業
→イケイケな奴、適当な奴、出世欲のある奴が多い。
保守契約を紹介/提案だけしに行く。契約を取れれば件数が評価に直結するため、評価されやすい立場。
⑵ポテチ契約窓口担当
→新卒、大人しめな奴、女性も多い。
営業がとってきた案件を、実際に契約を取り付けに行く。
クソ分かりづらい契約書を説明し、実際にサインをもらいに行く/契約の窓口になる。営業が適当な奴が多いので、そのけつ拭きもやる。ゆえに残業が絶えない。
⑶ポテチ開けのエンジニア
実際に客のポテチを開けに行く係
※正直それぞれの業務自体は難しくはないので、社員は大抵ほかの部署の仕事もできちゃう。
そしてかくるぞーは⑵のポテチ開け保守契約の担当に配属されることになった。
そもそも何がつらいって?
そうこの仕事なんですけどね
ググれば誰でも簡単にできることを、さもすごいことかにみせて不安を煽り、技術料をもらってポテチ開ける、
という仕組みです。
私自身も思っていましたが、
味を占めた経営陣が調子に乗って、暴利をむさぼる仕組みを作ったんですね。そのせいで、それに対する手続きや契約書が生まれたり、コールセンターを設ける必要がでたり、顧客管理も面倒になったわけなんですね。
特にお客さんによっては、これってどうなの?って思われる契約商品だから、その契約窓口担当にめっちゃしわ寄せがくるんですよねぇ。
毎日、
「この契約書っておかしくない?」ってクレームが絶えません。
最近契約をやめにくる人は多いですね、
それを引き止めなきゃいけないのも、
ポテチ契約窓口担当の役目。
やめにきた人3人に1人には詐欺師呼ばわりされる悪魔の契約売りです笑
※もちろん引き止められないと上司から詰められます
そして自分的に辛いのは、
契約窓口担当は営業より、客と話す時間が倍ぐらい長いので休憩はとれないこと。
仮に休憩は取れたとしても、営業が案件を取ってきたら、
「仕事だぞ!よろこべ!休憩中?しらねぇよ客が待ってんだ!」という具合に、
仕事上絶対に逆らえないお客様を盾に取り、休憩から引きずり出されます。
マジクソです。
休憩が取れないのも随分なれたので、
私は気にならなくなりましたが、
それにしても定時帰りなんて、
ほぼできないんですよね。
ていうのは、
営業が出世競争に巻き込んでくるんですよね。
営業が手数稼ぎのために散らかしてきて、
それを後から私たちが処理するっていう損な役回りなんですよね。
ポテチ営業は「後よろしくー」って定時帰りするのに、契約窓口担当だけ残って仕事するなんてザラにあります。
実際には、
12時間働いて休憩ゼロ。
家まで一時間半かけて帰る。
そんな毎日が続いて、体重も4〜5キロやせた時期も入社後半年くらいありました。
そもそもポテチ保守契約の契約書がマジで分かりづらい。私自身ですらマジで分かりづらいと思うくらいだ。
客を騙しにかかっているというレベル。
そして保守契約にはコースが複数ある。
開けるポテチの枚数に応じて金額が変わったりする。
その契約のコースってのが、
一ヶ月に一回くらいのペースで2〜3個増えるんですよね。
そのコースの多さに、マニュアルを作る部署が追いついているのを見たことがありません笑
なので基本的にはノーマニュアルで、
新卒だろうが容赦なく矢面に立たされます笑
ていうか新卒入社組ですが、
実務研修を受けたこと一度もありません笑
OJTという名目で現場にぶちこまれます。
先輩社員もそりゃ忙しいので、
仕事教えてもらえるとしたら、退勤してからですよ。
要は残業を前提とした労働者への搾取ですね。
一度心がぶっ壊れましたよ。
ドブラックですよw
続くぜ!